おうちでキャリア

ヨーロッパ在住アラフォーワーママ。「バリキャリでもゆるキャリでもないお仕事をお家から」をモットーに自由なキャリア形成を研究中。超ジョブホッパー。

【在宅ワーク】最高の人と関わらない仕事8選 | 「引きこもりでも稼ぎたい!」高収入案件や英語でできる仕事も紹介

人と関わらない仕事徹底解説

人と関わらない仕事徹底解説

引きこもりの社会復帰は不可能ではない

こんにちは。森ひき子です。

 

私の名前(Hikiko Mori)を見てお気づきかもしれませんが、「引きこもり」の方にも在宅ワークって最適な選択肢なんじゃないかと思って、このブログを立ち上げました。

 

私は現在、「在宅ワーク×海外就職」をテーマに、主に海外企業と日本にいながら(あるいは海外に住みながら)働く方法について発信しています。


そして、正直に言うと、私自身はいわゆる「引きこもり」ではありません。

 

careerathomelab.hatenablog.com

 

なので、「経験していない人に何がわかるの?」と思われるかもしれませんし、上から目線でアドバイスをするつもりもありません。


ただ、新卒で社会に出た頃、自分のことを「社会不適合者なんじゃないか」「普通の会社員として一生やっていける気がしない」と本気で悩み、毎朝会社に行くのがつらくて仕方なかった時期がありました。

人と話すのが苦手だったわけではありませんが、

・決まった時間に出社すること
・満員電車に乗ること
・職場の空気を読むこと
・雑談や飲み会に参加すること


そういった「働く以前の前提条件」が、どうしても自分には合わなかったのです。


結果的に私は、海外に出て、在宅ワーク中心の働き方に切り替えました。


そこで初めて、「あ、働くって、こんなに選択肢があったんだ」と気づきました。


このブログで一番伝えたいのは、

今の時代、あなたが社会に合わせる必要はない

ということです。


昔は、

・朝起きて
・外に出て
・会社に行って
・人と関わって
・定年まで働く

これが「普通」でした。


でも今は違います。


社会の側が変わり始めています。

働き方は、かなり多様化しました。

だからこそ、「自分が社会に適合する」のではなく、「社会の中から自分に合う形を選ぶ」そんな時代になってきていると思うのです。


社会復帰=外に出ること、ではありません。


外に出られないなら、家で働けばいい。

人と話すのがつらいなら、話さなくていい仕事を選べばいい。

朝が弱いなら、夜に働けばいい。

体調に波があるなら、波がある前提で働けばいい。


この記事では、

  • 引きこもりでもできる在宅ワーク
  • 人と関わらずに稼ぐ方法
  • 「社会復帰」の考え方を変えるヒント

について、できるだけ具体的に、やさしく書いていきます。


「今は何もできていない」
「自信がない」
「将来が不安」

そんな状態の方にこそ、読んでほしい記事です。

「稼ぎたい!けどいきなり外出はキツイ・・・」
人と関わらずにできる仕事8選

まず最初に、はっきり言います。

「稼ぎたい」「お金が欲しい」と思えている時点で、あなたはもう社会復帰への一歩を踏み出しています。

なぜなら、完全に気力がなくなっている状態では、
「稼ぎたい」という気持ちすら湧いてこないからです。

引きこもりの状態が長くなると、

  • 何をしても意味がない気がする
  • どうせ自分なんて…と思ってしまう
  • 考えること自体がしんどい

という状態に陥りがちです。

その中で、

「働きたい」
「自分でお金を稼ぎたい」

と思えているのは、本当にすごいことです。

ここからは、「人とほぼ関わらず」「外出せず」「在宅でできる」仕事を中心に紹介します。

いきなり全部やろうとしなくて大丈夫です。

「こんなのもあるんだな」くらいの気持ちで読んでください。

 

資格・スキル不要!初心者歓迎の人と関わらない仕事

① Webライター(文章を書く仕事)

在宅ワークの代表格が、Webライターです。

主な仕事は、

  • ブログ記事を書く
  • 商品紹介文を書く
  • コラムを書く
  • 体験談を書く

など。

基本的に、

  • やりとりはチャットのみ
  • 顔出し不要
  • 電話やミーティングなし

という案件が多く、人と直接関わる必要がほとんどありません。

文章を書くのが得意でなくても大丈夫です。

実際、多くの初心者ライターさんは、「国語が得意だったわけじゃない」「作文が好きだったわけでもない」

という状態から始めています。

必要なのは、

  • 日本語を普通に読めること
  • 調べたことをまとめられること

それだけです。

最初は1文字0.5円〜1円程度の案件が多いですが、慣れてくると月5万〜10万円は現実的な目標になります。

② データ入力・文字起こし

「考えるのがしんどい」
「とにかく単純作業がいい」

という方には、データ入力や文字起こしがおすすめです。

・指定されたデータをExcelに入力する
・音声を聞いて文字にする

といった作業が中心です。

単価は高くありませんが、

  • 頭をあまり使わなくていい
  • マニュアル通りに進められる
  • 達成感が得やすい

というメリットがあります。

「まずは働く感覚を取り戻したい」という段階には、とても向いています。

得意なことを活かしたい!専門性ありの人と関わらない仕事

③ イラスト・デザイン

もし、

  • 絵を描くのが好き
  • デザインソフトを少し触れる

という方なら、イラスト・デザイン系の在宅ワークもあります。

・アイコン作成
・バナー制作
・簡単なロゴ作成

など、顔出しも会話も不要な仕事が多いです。プロのイラストレーターでなくても良いケースも多いので、Canvaなどの無料ツールを使いこなせたら仕事になります。

スキルがあれば、比較的高単価を狙えるのも特徴です。

④ せどり・物販(外出最小限)

完全に家から出ないのは難しいですが、

  • ネット仕入れ
  • 発送は業者任せ

といった形なら、外出はほぼ不要です。

「人とのやりとりが苦手だけど、作業は苦じゃない」という方には向いています。

高収入もあり!資格やスキル必須の人と関わらない仕事

ここから紹介するのは、

  • 最初から誰でもできるわけではない
  • 少しずつスキルを身につける必要がある

その代わりに、在宅・非対面でも「生活できるレベル」まで収入を伸ばせる仕事です。


「今はまだ自信がない」「すぐにやるかは分からない」そんな状態でも大丈夫です。


「こんな選択肢もあるんだ」と知るだけで、将来の不安は少し軽くなります。

⑤ 動画編集(会話ほぼゼロ・需要安定)

ここ数年で、在宅高収入の定番になりつつあるのが動画編集です。

仕事内容は、

  • カット編集
  • テロップ入れ
  • BGM・効果音の追加

など、黙々と一人で進める作業が中心です。

クライアントとのやりとりは、

  • 最初の指示確認
  • 納品時の連絡

程度で、雑談や会話はほとんどありません。

慣れてくると、

  • 1本5,000円〜1万円
  • 月10万〜20万円以上

も現実的なラインになります。

「人と話すより、作業に集中したい」
「細かい作業が苦じゃない」

という方には、かなり相性が良い仕事です。

⑥プログラミング・Web制作

少しハードルは高いですが、人と関わらず、安定して稼ぎたいなら、プログラミングやWeb制作はかなり強い選択肢です。

  • チャット中心のやりとり
  • 成果物ベースの評価
  • 海外案件も多い

という特徴があります。

最近はWordpressのサイトが非常に多いですが、ITが得意な人にとってはとても簡単なプラットフォームです。初心者でも、1日もあればサイトを作ることができるのが特徴です。

1案件数万円〜十数万円になることもあり、
「単価が積み上がる仕事」を探している方には向いています。

⑦ ブログ・アフィリエイト(人と一切関わらない選択肢)

究極に人と関わらない働き方をしたいなら、
ブログ運営やアフィリエイトも選択肢に入ります。

・記事を書く
・サイトを育てる

という作業だけで、誰とも連絡を取らずに完結します。

もちろん、すぐに稼げるわけではありません。

ただ、

  • 時間に追われない
  • 評価されるのは成果だけ
  • 自分のペースで続けられる

という点では、引きこもりの方にとって精神的な負担がかなり少ない働き方です。

月数千円から始まり、積み重ねて月数万円〜十万円以上になるケースもあります。

まずは自分でサイトを作ってアフィリエイトをしながら、そのスキルを活かして、We制作業務を請け負うというのもありでしょう。

⑧英語でのリサーチ・資料作成

「英語を使う=英語を話す」ではありません。

クラウドワークスなどを見ると、英語でのマーケティング調査や、資料作成も多くあります。他にも、英語インタビューのスクリプトの修正作業などもあります。

 

高収入案件が多いため、英語が得意な方で人と関わらない仕事を探している方には、英語縛りで探されることをおすすめします。

 

「社会復帰」という言葉に縛られなくていい

ここで、少し大事な話をします。

「社会復帰」という言葉、重くないですか?

まるで、

・今は社会の外にいる
・戻らなければいけない
・ちゃんとしなければいけない

そんなプレッシャーを感じさせる言葉です。

でも、私はこう考えています。

1円でもお金を稼いでいる時点で、もう社会とつながっている。


たとえ、

  • 家から出ていなくても
  • 誰とも話していなくても
  • 画面の向こうにしか人がいなくても

あなたの作業の先には、必ず誰かがいます。


あなたの記事を読む人
あなたの作ったデザインを使う人
あなたの入力したデータを使う人

それは、立派な社会参加です。

 

「外に出られるようになってから働く」ではなく、

「働いていたら、結果的に外に出られるようになるかもしれない」

くらいの順番でいいのです。

 

「働きたい」「稼ぎたい」という気持ちだけで立派です
まずはあなたのペースで・・・

最後に、これだけは伝えさせてください。

今、この記事をここまで読んでいるあなたは、もう十分、頑張っています。


行動できていなくてもいい。何も始めていなくてもいい。

調べて、悩んで、考えているだけで、立派な前進です。

他人と比べる必要はありません。


SNSで見かける「キラキラした成功例」は、なんの基準でもありません。

(私の海外就職も、全くキラキラしてません・・・)

 

careerathomelab.hatenablog.com


あなたには、あなたの速度があります。


今日はここまで読めた。それだけで十分です。


もし、少し元気がある日が来たら、


・クラウドソーシングに登録してみる
・無料講座を眺めてみる
・パソコンを開いてみる


それだけでいい。

社会は、あなたが思っているよりも、ずっと広くて、ずっと柔らかいです。


「普通」から外れても、生きていけます。(というか、私が20年間信じていた「普通」は海外移住で粉々に打ち砕かれました・・・)

 

引きこもりでも、在宅でも、海外でも、あなたに合った居場所は、必ずあります。


このブログが、そのヒントになれば嬉しいです。

 

【海外就職】海外で働くリアルとは? | メリットやその難しさも包み隠さずお話しします

海外で働くリアルとは?

海外で働くリアルとは?



海外で「ワーママ」は思ったより全然リアルだし難しい・・・

こんにちは。森ひき子です。

 

「NYでSATCのキャリーみたいな、仕事もプライベートもキラキラした女性になりたい!」

 

20代のころ、私は本気でそう思っていました。海外で働く女性は、自立していて、自由で、仕事も人生も楽しんでいる。日本よりもワークライフバランスが整っていて、子育てもキャリアも両立しやすい。

 

そんなイメージを、何の疑いもなく信じていました。

 

しかし、当たり前ですが仕事は仕事です。

海外であっても、いや、海外だからこそ、仕事はシビアで、評価は冷静で、結果がすべてという場面に何度も直面します。

 

今の私の海外ワークライフは、全くキラキラしていません。 むしろ、「ああ、今日も無事に一日終わった…」とため息をつく日も多く、正直ストレスを抱える時期もあります。

 

もちろん、海外でのキャリアを心から楽しみ、仕事も家庭も充実させている方もいるかと思います。

 

ただ、今回は「海外で働く=理想的」という一面的な話ではなく、私自身が欧州の先進国で実際にワーママとして働いてきた中で感じた、かなりリアルな職場環境についてお話ししたいと思います。

 

海外で働くリアルその① レイオフが日常・・・

 

まず最初に伝えたいのが、海外ではレイオフ(解雇・人員整理)が本当に日常的だということです。

 

日本で長く働いてきた方ほど、この感覚の違いには驚くと思います。

「成果を出していれば大丈夫」 「評価が高ければ切られない」

 

そう思いたくなりますが、海外では個人の評価と会社の都合は完全に別物です。

 

実際、私の周りでは、

  • チームごと突然解散
  • 前日まで普通に働いていた同僚が翌週にはいない
  • 「経営判断」で一斉に人が切られる
  • 何かよく分からないが会社(や会社の重要人物)と揉めたっぽい?

といったことが、決して珍しくありません。

 

特にテック系、スタートアップでは、「会社が儲からなくなったら即レイオフ」はごく普通の選択肢です。

 

ワーママにとって何が一番きついかというと、将来の見通しが立てづらいこと。

 

子どもの学校、家賃、保険、ビザ。 すべてが「今の仕事が続く前提」で成り立っています。

 

「来月、仕事がなくなるかもしれない」

この不安を抱えながら働くのは、精神的にかなり消耗します。

 

海外で働くリアルその② エグゼクラスは当然のように現地人のみ

 

海外で働く前、私は「実力主義」という言葉を少し美化しすぎていました。

 

確かに、成果は重要です。 でも、エグゼクティブ層(経営層・上級管理職)に上がれるかどうかは、実力だけでは決まりません

 

現実には、

  • 言語(ネイティブレベル)
  • 文化的なコード
  • 長年の社内ネットワーク
  • 「この国の人」という安心感

暗黙の了解のように、これらが大きく影響します。

 

どんなに優秀な外国人でも、「エグゼクラスはほぼ現地人」という構図は、私が見てきた限りかなり一般的です。

 

これは差別というより、構造の問題に近いと感じています。

 

「海外でキャリアアップを目指すなら、リアルを知ってから・・・」というのが正直な感想です。

 

海外で働くリアルその③ コーヒーチャットは避けられない

 

海外の職場でよくあるのが、コーヒーチャット(いわゆる雑談)です。

 

日本的な「飲みニケーション」とは違い、業務時間内に行われることが多いですが、正直これが結構しんどい。

 

なぜなら、

  • 雑談力
  • 自己アピール力
  • 現地語での瞬発力
  • 社交性

これらが試される場だからです。


海外では「声が大きい人が勝ち」などと揶揄されますが、これは結構本質をついていて、オフィスで顔を覚えてもらうって海外こそ大事なんです。

 

時間内に効率よく仕事してサクっと帰るのがヨーロッパ!

 

なんてイメージもあるかもしれませんが、現実はその逆。

朝から、全フロアを回って全員に挨拶&雑談しているような猛者までいます・・・。

 

海外で働くリアルその④ 締め切りはあってないようなもの

 

これは意外に思われるかもしれませんが、海外の職場は締め切りがかなりルーズです。

 

もちろん業界や会社によりますが、日本のように「期限厳守」が絶対ではありません。

 

その結果どうなるか。

 

こちらは時間通りに仕上げている ⇒相手からの返事が来ない ⇒プロジェクトが止まる⇒でも責任の所在は曖昧⇒もちろん業績やパフォーマンスは落ちていく⇒結果、耐えられず自分が巻き取って一人で仕上げるなんてことも・・・。

 

成果をだしたい人からすると、チームとはいえ、ほぼ自分だけで回しているようなもの。ほんと最悪です・・・。

 

海外で働くリアルその⑤ ワーママ前提の社会でも、個人の負担は大きい

 

ヨーロッパはワーママに優しい、とよく言われます。

確かに、制度は整っています。

ただし、それを「使いこなす」ための調整や交渉は、基本的に個人任せです。

それでなくても行政サービスの仕事が遅いヨーロッパ。イライラしながらも、申請処理などはやらざるを得ないのが日常です。

 

これが海外ワーママの現実だと思います。

 

海外で働くリアルその⑥意外に英語は使わないし、海外感がない・・・

私は現地企業(日系企業ではない)で勤めていますが、日本市場を担当しているため、ビジネスパートナーは9割日本人。

 

資料などを用意する際もほとんどが日本語です。

 

入るまではそこそこ英語も外国語力も求められるのに、入ったら日本語ばかり・・・」という私のようなパターン、実は結構多いのではないでしょうか。

 

毎日「お世話になっております。」とか、「申し訳ございません。」とか超日本のビジネスメールを作成する日々ですが、想像していた海外就職とは全然違いました。

 

それでも私は海外で働きたい!

 

ここまで読むと、「じゃあ海外で働くメリットってあるの?」と思うかもしれません。

 

それでも、私は現地企業での正社員経験を通して、多くのことを得ることができました。子育てをしているだけでは知ることができなかった、本当のその国のカルチャーを知れた気がしています

 

また、他人の価値観や働き方に左右されないというのも、ヨーロッパでの仕事を通して知ることができました

 

日本では、同僚を気にしながら休暇を取得するなど、自分の人生を自分でコントロールすることが難しかった気がします。

でも、今は同僚の休暇や働き方を尊重しながら、自分のスタイルで仕事ができている気がします。

 

海外ワーママは決してキラキラではありません。

むしろ、地味で、現実的で、日々調整の連続です。

 

でも、それでもいい。

「自分で人生をコントロールできている」

 

そう思えること自体が、私にとっては大きな価値なのだと思っています。

 

海外で働く一番のメリットは、会社というものに自分の人生を囚われ過ぎず、自由に生きれるようになったことです。

 

【海外移住・在住者向け】日本人の私が海外就活でやったこと5選|やって良かったこと・やらずに後悔したことも紹介

 

海外で働くということ

こんにちは。森ひき子です。

円安の今、多くの日本人が海外に飛び出して活躍しています

私のように国際結婚をしている方や、お子さんの将来を考えての教育移住、もしくは漠然とした海外生活への憧れで移住される方も増えています。

 

私自身が欧州に移住してから、キャリアにおける幸せの価値観がクリアになったこともあり、是非今悩まれている方がいれば、一度海外に出てみて欲しいと思っています。

 

結構泥臭かった私の海外就活

まず前提として、私の就活時の状況をお伝えします。

  • 30代半ば〜後半
  • 配偶者ビザ(ビザサポ不要)
  • 米国大学院卒
  • 英語力は中上級くらい
  • 日本でマーケ職、リサーチャー職を10年程度経験

正直、「そこそこ英語も喋れるし、海外大のマスターも持ってるしイケるだろう」と高を括っていましたが、現実はなかなかに厳しかったです

自信がなくなることも多々ありましたが、その経験があったからこそ、地に足のついた今があるようにも思います。

この記事では、私が欧州で業務委託契約および正社員採用それぞれを頂くまでに、やったことと、やっておけば良かったという後悔について、それぞれお伝えします。

私が海外就活でやったこと

海外就活でやったこと1️⃣キャリアの棚卸し

最初にやったのは、とにかく自分のキャリアを書き出すことでした。

日本では「マーケ」「リサーチ」と一言でまとめていた経験も、海外では何ができる人なのかを具体的に説明できないと評価されないと痛感しました。

特に、海外就活では専門性が評価されると知り、思いっきりジェネラリストなキャリアを歩んで来たため、「自分は何ができるか」を具体的に洗い出しました。担当していた業務、成果、関わったステークホルダー、使っていたツールなどを細かく分解し、「自分は何を提供できるのか」を言語化しました。

この作業をしたことで、応募できる職種の幅も広がり、面接での受け答えにも一貫性が出ました。

海外就活でやったこと2️⃣間口を広げる

最初は「今までと同じ職種・同じレベル」で探していましたが、思うように進まず。


そこで、職種名や会社の知名度にこだわらず、自分のスキルが活かせそうなポジションまで応募範囲を広げました。


結果的に、当初は想定していなかった職種や業務委託案件から声がかかり、そこが次のキャリアにつながりました。

海外就活でやったこと3️⃣契約形態にこだわらない

最初は正社員採用を目指してスタートしましたが、日本語・英語はそこそこ喋れても現地語がほぼゼロだったため、なかなかにハードルが高いことに気が付きました。

 

その後、契約形態へのこだわりを一旦捨て、業務委託・契約社員も含めて検討しました。(その後、数社での経験を経て、正社員で採用されました!)


海外では「まず一緒に働いてみる」という考え方も一般的で、業務委託から正社員に切り替わるケースも珍しくありません。

特に海外経験が少ない場合は、実績作りとしても有効だったと感じています。

海外就活でやったこと4️⃣英語・日本語・現地語の3か国語での履歴書・面接用意

履歴書(CV)や面接の受け答え・質問は英語だけでなく、日本語・現地語でも用意しました。

日系企業や日本関連ポジションでは日本語CVを求められることも多く、言語ごとに内容を微調整するのは意外と重要でした。

日本人の面接官を話している途中で、「ちょっと現地語のスキルもチェックしたいから」と、いきなり現地語ネイティブ社員が出てくることもよくあります

想定質問を各言語で準備しておくことで、面接時の緊張もかなり軽減されました

海外就活でやったこと5️⃣お祈りメールをもらっても諦めない

正直、かなりの数のお祈りメールをもらいました。

ただ、面接時に手ごたえのあった会社などから頂いたお祈りメール等には、「私はフリーランスでの短期契約でも良いですよ」というような返信をしていました。

 

実は、これで2社ほどから業務委託契約を頂いたことがあります。

海外就活でやったこと6️⃣現地語の勉強

業務では英語がメインでも、面接などで会話レベルの現地語を試されることはよくあります。また、私が正社員採用された会社では、最初の電話面接で人事から現地語で電話が掛かってきました。

現地語を通して何を見極めているのかはよく分かりませんが、やはりその国へ馴染もうとしている姿勢は大事なのかなと思います。

海外就活でやった方が良かったこと

海外就活でやった方が良かったこと1️⃣日本にこだわらない求人への応募

当初は「日本語が活かせる仕事」に絞りすぎていました。

後から振り返ると、日本人であることを前提にしないポジションにも、もっと早く挑戦すればよかったと思います。

欧州などは移民の国なので、あらゆるポジションで外国人を雇う事に慣れています

特に専門職の方などは、チャレンジされることをおすすめします。

海外就活でやった方が良かったこと2️⃣エレベーターピッチの練習

「あなたは何をしてきた人?」という質問に30秒で答える、いわゆるエレベーターピッチの練習をすれば良かったと思っています。

日本人はアピール下手と言いますが、私自身もそうで、なかなか自信を持って自分を売り込むことができませんでした。

自分を売り込む短い一言を磨くことは、就活に限らず海外では必須スキルだと感じます。

海外就活でやった方が良かったこと3️⃣ネットワーキング

紹介やリファラルの強さを、当時は正直甘く見ていました。

LinkedInでの発信や、知人経由のカジュアル面談をもっと積極的にしていれば、遠回りせずに済んだかもしれません。

海外就活は、「誰を知っているか」も重要な要素だと痛感しています。

おわりに

海外就活は、想像以上に時間もエネルギーも使います。

ただ、その過程で「自分が何を大切にしたいのか」「どんな働き方が幸せなのか」がクリアになったのも事実です。

「なかなか海外就活がうまく行かない」というあなたが、この記事を読んで少しでも次への糸口が見つかれば嬉しいです。

正社員の採用通知を頂いたときの喜びを、今でも覚えています。


これを読んでくださっているあなたの海外就活が、素敵な人生の1ページとなりますよう!

 

 

 

駐妻(夫)・専業主婦(夫)が今すぐできる人気在宅ワーク6選 |「資格がなくてもできる?」「甘い話しには要注意!」

今すぐできる人気在宅ワーク6選

今すぐできる人気在宅ワーク6選

 

 

こんにちは。森ひき子です。

 

海外駐在に帯同している「駐妻(夫)」や、子育て・家庭の事情で専業主婦(夫)をしていると、

  • 外で働くのは難しい
  • ビザの関係で現地就労ができない
  • ブランクが気になる

といった悩みを抱えがちです。

でも実は今、資格がなくても、家から始められる在宅ワークはたくさんあります。

この記事では、駐妻(夫)・専業主婦(夫)が今すぐ現実的に始められる在宅ワークを紹介します。

結論:資格がなくても在宅ワークはできる

よく「在宅ワーク=特別なスキルや資格が必要」と思われがちですが、そんなことはありません。

むしろ、

  • これまでの社会人経験
  • 事務処理・調整力
  • 日本語力・語学力

こうした“当たり前すぎて自分では気づかないスキル”が、そのまま仕事になります。

特に駐妻・専業主婦(夫)は、時間調整力・自己管理能力が高い人が多く、在宅ワークとの相性はかなり良いです。

駐妻・専業主婦(夫)が今すぐできる在宅ワーク6選

1️⃣オンライン事務(バーチャルアシスタント)

もっとも始めやすい在宅ワークのひとつです。

仕事内容は、

  • メール対応
  • スケジュール管理
  • 資料作成
  • データ入力

特別な資格は不要で、会社員経験があれば即戦力になります。

時差がある海外在住者でも、作業時間を調整しやすいのが魅力です。

2️⃣ Webライター(日本語のみOK)

文章を書くことに抵抗がなければ、Webライターもおすすめです。

最初は単価が低めでも、経験を積めば在宅で安定収入につながります。

特に、

  • 子育て
  • 海外生活
  • 主婦目線の体験談

は需要が高く、資格がなくても始められます。

他にも、「家電量販店でバイト経験あり」という方は、格安SIMや光回線関連記事も書けますし、「インターネット検索が得意」という方は、専門分野以外も対象になってきます。

3️⃣ 翻訳・通訳(資格なしOK案件も多い)

語学力がある方は、翻訳や簡単な通訳案件も選択肢になります。

必ずしも翻訳資格が必須なわけではなく、実務レベルの語学力重視の案件も多いです。

駐在帯同中で語学に慣れている方には、特に相性が良い仕事です。

4️⃣カスタマーサポート(在宅)

チャットやメール中心のカスタマーサポートも、在宅で可能です。

電話対応が少ない案件もあり、子どもがいる家庭でも働きやすいのが特徴。

マニュアル完備の案件が多く、資格不要で始められます。

5️⃣SNS運用・簡単なマーケティング補助

InstagramやX(旧Twitter)を普段から使っている人なら、

  • 投稿作成
  • コメント対応
  • 簡単な分析

といった業務も在宅ワークになります。

「仕事」と意識していなかったスキルが、実は一番活かしやすい分野です。

6️⃣ 最近増えている「AI系」の在宅ワーク

ここ最近、在宅ワークの中でも特に増えているのが、いわゆる「AI系」の作業求人です。

といっても、エンジニアやプログラミングの仕事ではありません。

多いのは、AIを使う側ではなく、AIを支える・評価する側の仕事です。

AI系在宅ワークの主な仕事内容
  • AIが生成した文章や回答のチェック・評価
  • 日本語として自然かどうかの判断
  • 文章・画像・検索結果の分類(データラベリング)
  • 指示文(プロンプト)に沿ったテスト作業

どれも資格や専門知識は不要で、マニュアルに沿って進める作業が中心です。

なぜ駐妻・専業主婦(夫)と相性がいいのか

AI系の在宅作業は、以下の点で駐妻・専業主婦(夫)と相性が良いです。

  • フルリモート・在宅完結
  • 日本語ネイティブレベルが評価される
  • 作業時間を比較的調整しやすい
  • ブランクがあっても応募しやすい

特に、日本語の自然さや読解力、指示を正確に守る力が重視されるため、
真面目にコツコツ作業できる人ほど向いている仕事です。

注意点:収入面と守秘義務

一方で、注意点もあります。

  • 単価はそこまで高くない(副収入向け)
  • 守秘義務(NDA)が厳しく、作業内容を外で話せない
  • 英語表記の求人が多い

「すぐに高収入を得たい」という人には不向きですが、
在宅ワークの第一歩としてはかなり現実的な選択肢です。

在宅ワークを始める前に知っておきたい4つの注意点

❌「すぐ高収入」は期待しすぎない

最初から月◯十万円、という話はほぼありません。

在宅ワークは、小さく始めて積み上げるのが現実的です。

❌ビザ・契約条件は必ず確認

海外在住の場合、現地での就労制限があるケースもあります。

日本企業との業務委託でも、念のため確認しておくと安心です。

❌「資格商法」には注意

「この資格があれば在宅で稼げる」という話には注意しましょう。

多くの場合、資格より実務経験や実績の方が重視されます。

❌「誰でも月〇十万円」系謳い文句のSNS広告は詐欺

最近、SNS広告でよく見かける、「スマホだけでOK」、「1日10分」、「主婦でも月収100万円」、「コピペするだけ」・・・などの謳い文句には気を付けましょう。

中にはマニュアル購入など、始める前にお金を要求してくるところもあります。

まともな在宅ワークのほとんどが地味で、コツコツ少しずつお金を稼いでいく求人が中心です。

在宅ワーク関連は特に、美味しい話しには裏があると思って良いでしょう。

まとめ:資格がなくても、できることから始めてOK

駐妻・専業主婦(夫)でも、在宅ワークは十分可能です。

大切なのは、

 ♥️完璧を目指さない

 ♥️今あるスキルを使う

 ♥️小さく始める

資格がなくても、経験がブランクでも、
「家でできる仕事」は確実に存在します。

まずは「これならできそう」と思えるものから、一歩踏み出してみてください。

【結論:家でもできる】アラフォーワーママの私が“外出しない働き方”を選んだ理由3つと現実的な選択肢

外出しない働き方を選んだ3つの理由

外出しない働き方を選んだ3つの理由

 

 

結論:現在あるほとんどの仕事が家からできる

こんにちは。森ひき子です。

 

コロナが開けてからもう3年ほど経ちますが、GAFAなどの大手企業がどんどんテレワーク廃止の方向に向かっています。

理由として挙げられているのは、だいたい以下のようなものです。

  • コミュニケーション不足
  • 組織文化の維持
  • 生産性を上げるため
  • 従業員の公平性を保つため

……正直、どれも少しぼんやりしていて、個人的にはあまりピンと来ません。

恐らくですが、これらはすべて建前で、本音は「社員をオフィスで管理しておきたい」というところではないでしょうか。

私は現在、ほぼフルリモートで、女性が多いチームと一緒に仕事をしています。

全員が子育てや家庭を抱えながら働いていますが、正直、驚くほど真面目で成果もきちんと出ています。(日本人チームというのもあるかもしれません)

今の時代、ほとんどの仕事はパソコンなしでは成り立ちません。

裏を返せば、ノートパソコンとネット環境さえあれば、多くの仕事は家でできるということでもあります。

私が”外出しない働き方”を選んだ理由3つ

理由① アラフォーになり、通勤が想像以上にきつくなった

20代の頃は、片道1時間の通勤も「まあ普通」だと思っていました。

でも、アラフォーになり、子どもができてからは一変。

朝は自分の準備より先に、子どもの準備。忘れ物チェック、機嫌対応、たまに朝からプチトラブル。

その状態で満員電車に乗ると、会社に着く頃にはすでにHPが半分以下です。

在宅ワークに切り替えてからは、通勤に使っていた時間と体力を、仕事と生活に回せるようになりました。

これは、想像以上に大きな変化でした。

理由② ワーママ特有の「申し訳なさ」から解放されたかった

子どもがいると、どうしても急な予定変更が発生します。

  • 突然の発熱
  • 学校・学童からの呼び出し
  • 長期休み問題

出社前提の働き方だと、そのたびに「迷惑をかけている」「また休むの?」という空気を感じてしまいます。

在宅ワークの場合、一時的に手を止めて、あとで巻き返すことが可能です。

「仕事か、子どもか」の二択を迫られないだけで、精神的な負担はかなり減りました。

 

昔、シングルマザーの上司が、明らかにパフォーマンスが落ちて、凡ミスが続いていた時期がありました。その頃、お子さんは小1くらいだったと思います。

ちょっと相談しようとパーテーションを覗くと、なんと寝ていたり・・・。

今なら、その上司の仕事も代わってあげたいくらいに、彼女の疲労を理解できるのですが、当時独身だった私は「私よりお給料高いのに・・」と不満に思っていました。

 

ワーママ・ワーパパの育児と仕事の両立は、なかなか若い独身ビジネスマンたちには理解しがたいものだったりします。

理由③ もう“無理して評価される働き方”をやめたかった

若い頃は、多少無理をしてでも評価されたい、キャリアを積みたいと思っていました。

でも今は、

  • 長く続けられること
  • 体と心をすり減らさないこと
  • 自由であること
  • 家庭とのバランス

これらの方が、はるかに大切です。

在宅ワークは「楽をする働き方」ではなく、


アラフォー以降も働き続けるための現実的な選択だと感じています。

 

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在宅ワークの現実的な選択肢は?

「在宅ワーク=怪しい副業」というイメージを持っている方もまだ多いですが、実際はそんなことはありません。

特に、これまで会社員として働いてきた人ほど、経験をそのまま活かせる在宅ワークがあります。

① これまでの職種をリモートで続ける

事務、マーケティング、SEO、編集、カスタマーサポートなど、

パソコン完結型の仕事は、在宅との相性が抜群です。

「正社員」にこだわらず、業務委託や時短という形にすると一気に選択肢が広がります。

② フリーランス・業務委託という働き方

私自身もこの形で働いています。

最初は不安でしたが、

  • 週3〜4日稼働
  • 時短OK
  • 長期前提

など、ワーママ向けの条件も意外とあります。

③ 最初から在宅前提の会社を選ぶ

「一部リモート可」ではなく、フルリモート前提の会社を選ぶのもポイントです。

会社の方針として在宅を認めているかどうかは、後々かなり効いてきます。

まとめ:アラフォーワーママが家で働くのは、かなり合理的

家で働くことは、逃げでも甘えでもありません。

ライフステージに合わせて働き方を変えるのは、とても自然なことです。

 

アラフォーで、ワーママで、体力も時間も限られているからこそ、「外出しない働き方」は、むしろ賢い選択だと私は思っています。

 

もし今、働き方に少しでも違和感があるなら、「家でもできる仕事」という視点で、一度見直してみてください。

「絶対やめとけ!」最悪な在宅ワークの落とし穴・デメリットを徹底解説 | 未経験でもブランクがあってもOKだけど・・・

 

 

「駐妻だけど、主婦だけど、仕事がしたい・・・!」そんな人こそ在宅ワークがおすすめ

こんにちは。森ひき子です。

 

私自身海外に住んでいると、本当に優秀な方が専業主婦(夫)をされているケースをよく見かけます。

 

また、私がフルタイムで海外で仕事をしていると、「いいあなぁ、私も仕事がしたい・・・」と言われることも多いです。

 

いくら優秀でも、その国の言語が喋れなかったり、ビザの関係で働けなかったり、働かない理由は様々かと思います。

 

また、長く専業主婦(夫)としての役割をメインにしてきた方にとって、正直いきなりフルタイムで出勤することはかなり決断力もいるし、何よりお迎えの手配や子供のシッター、家事代行などロジの手配が大変です。(結果、コストもかかりますし・・・)

 

そんな「働きたいけど働けない」ワケアリ主婦(夫)の方にこそおすすめなのが、在宅ワークです。

 

洗濯機や食洗器を回しながら作業をしたり、家庭を回しながら仕事ができるので、私自身もとても気に入っています。

 

「仕事も家庭も諦めたくない」という方は、在宅ワークも検討してみると良いと思います。

 

良いことばかりではない在宅ワーク、デメリットまとめました

とはいえ、良いところばかりではないのが在宅ワークの特徴です。

今回は、そんな在宅ワークならではのデメリットをまとめてみました。

最初は質問するのも緊張する

入社したての頃は、オフィス勤務でも在宅でも、それなりに緊張しますよね。

ただ、在宅ワークの場合は「ちょっと隣の人に聞く」ということができません。

SlackやChatwork、メールなど、基本はテキストでのやり取りになるため、

「こんな初歩的なことを聞いていいのかな?」と、質問するハードルが高く感じる方も多いです。

特に、長く仕事から離れていた方ほど、最初は戸惑いやすいポイントだと思います。

とはいえ、これは慣れの問題でもあります。

質問の仕方や、タイミング、簡潔に伝える力が少しずつ身についてくると、自然とストレスは減っていきます。

インターネットを使いこなせないとキツい

在宅ワークは、言うまでもなく「ネット環境ありき」の働き方です。

Zoom、Googleドキュメント、スプレッドシート、チャットツール、クラウド管理ツールなど、

最低限のITリテラシーは求められます。

「パソコン操作がちょっと苦手…」という方にとっては、最初は大変かもしれません。

ただ逆に言うと、一度覚えてしまえば一生使えるスキルでもあります。

海外生活や子育てで忙しい中でも、少しずつ慣れていけば十分キャッチアップ可能です。

オーバーワークに気付いてもらえない

在宅ワークは成果ベースで評価されることが多く、

「どれくらいの時間働いているか」は、周囲から見えにくいです。

そのため、気づいたら長時間働いていたり、

「断れずに仕事を引き受けすぎてしまった」というケースも少なくありません。

特に責任感が強い方ほど、要注意です。

自分で仕事量を調整したり、「ここまで」と線を引く意識がとても大切になります。

出世がむずかしい

正直なところ、在宅ワークは「バリバリ出世したい」という方には向かない場合もあります。

マネジメント職や経営層に近いポジションは、どうしても対面やフルタイム勤務が有利になりがちです。

ただし、これは「キャリアが積めない」という意味ではありません。

専門性を磨いて替えのきかない存在になる、フリーランスとして収入を安定させる、自分のペースで長く働き続ける、こうしたキャリアの築き方も十分アリだと思っています。

それでもチャレンジする価値あるのが在宅ワーク

ここまでデメリットをいくつか挙げましたが、それでも私は「在宅ワークは主婦(夫)にとって、とても相性の良い働き方」だと感じています。

 

海外に住んでいても、子どもが小さくても、ブランクがあっても、「やってみたい」という気持ちさえあれば、スタートできるのが在宅ワークの最大の魅力です。

 

最初から完璧を目指す必要はありません。週に数時間、月に数万円からでも十分です。

 

「自分にもまだできることがある」

 

そう感じられるだけでも、日常の見え方は大きく変わります。

 

仕事も家庭も、どちらかを諦める必要はありません。

 

もし今、「働きたいけど一歩踏み出せない」と感じているなら、在宅ワークという選択肢を、ぜひ視野に入れてみてください。

 

 

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【実体験】私が「外に出られない時期」に見つけた働き方とそこから変わったこと

はじめまして!森ひき子です。

私が「外に出られない時期」に見つけた働き方とそこから変わったこと


はじめまして

はじめまして。森ひき子です

私は現在アラフォーでひとり息子のママであり、外国人旦那の妻であり、ワーママであり、ノマドワーカーであり、SEOライターであり、リサーチャーです。

自分の肩書を並べてみると結構たくさんあるものですね。

 

私は約25年間日本在住、約15年間海外在住という感じで、日本でも海外でも働いたことがあります


バリキャリでもゆるキャリでもないお仕事をお家から」をモットーに、自由なキャリアを追求しながら、同じようなところに価値を見出す人達と一緒につながりたいと思い、得意なSEOスキルを活かしながら活動を始めることにしました。

「キャリアって難しい」と思い続けてきた

そんな私のキャリアですが、正直楽なものではありませんでした

新卒で入った会社は、平成という時代もあり、とにかくバリバリ働いてなんぼみたいな社風でした。

一部上場で安定している部分と、ベンチャー気質の入り混じった、とても活気のある、いわゆる「成長できる会社」という感じです。

そのキラキラした感じに憧れて入社しましたが、現実は思った以上に辛く、激務&睡眠不足の毎日で、新商品のプレゼン会議(夜中3時くらいまで2日に渡って続きました)中にとうとう倒れてしまいました。
同じ部署には男性社員しかおらず、相談できる先輩を見つけるほど私も器用ではなく、辛い日々が続きました。

その後、少し楽な部署に異動となりましたが、そこでは単純作業ばかりで、逆にやりがいを感じることができませんでした。


「会社員は向いていない」「迷惑しか掛けていない」と重い気持ちのまま、逃げるように3年目でその会社を退職しました。

その後、米国の大学院に留学したのですが、今度は日本での就活がうまく行かず、超ドメスティック中小企業に転職しました「自分はもっと上に行けるはずだ」という謎の自信から、ほぼ腰掛のような形で1年足らずで辞めたことを覚えています。

そして、今度は外資系企業に転職し、外資系戦略コンサルのリサーチャーとして勤務を始めました

コンサル会社での勤務は大手クライアントばかりで、プロジェクトの内容も面白いものばかりでした。ただ、私はリサーチャーという、コンサルから依頼される調査を請け負う部隊だったので、責任はありつつもコンサルほどは忙しくなく、やりがいを感じながらもプライベートの時間もしっかり保てていました

この時初めて、「バリキャリでもない、ゆるキャリでもない、今の働き方が自分には合っている!」と気付きました。


その後もう一社、今度は外資系総合コンサルのリサーチャーとして転職し、外国人旦那との結婚を機にヨーロッパに移住しました。

きっかけはコロナの在宅ワークだった

移住後は、現地の言葉を覚えるために学校に行ったり、妊娠をしたり、最初の2年くらいは半分学生・半分主婦という感じでした。

 

その後、出産を経て、少しずつフリーランスとして仕事を再開しました。

幸いプロジェクトに恵まれ、日本の自動車業界団体から依頼される欧州市場調査や、現地の小さなコンサルから依頼される日本の薬市場調査など、少しずつ「私らしい働き方」が見えてきた頃でした。

 

コロナ中に現地企業の会社に正社員として入社したのですが、しばらくは自宅勤務で出勤することができませんでした。

 

コロナが収束しても、「出勤したい」という気持ちは起こりませんでした。

理由はきっとたくさんありますが、家で通勤時間を気にせず納得がいくまで働いて、清々しい気持ちで子供のお迎えに行くというスタイルが、単純に私の幸福度を上げてくれているというのが理由だと思います。

 

私は「ひきこもり」ではありませんが、「自宅を生活の拠点にしたい」という方は沢山いると思います。そして、それがその人の人生をより豊かにするのであれば、わざわざ外に出て働く必要はないと思っています。

 

「バリキャリ」でもないけど「ゆるキャリ」でもない、自分らしい働き方をおうちから

コロナが収束した今も、私は引き続き自宅勤務を続けています

一日中仕事のことを考えて、残業もたくさんして・・という「バリキャリ」ではありませんが、9時から5時まで与えられた作業をこなすだけ・・・という「ゆるキャリ」とも違います。

 

「バリキャリ」も「ゆるキャリ」もどちらも良いですが、「どちらにも属したくない」、また「生活を大切にしながらおうちで仕事したい」という人達と一緒に、新しい形のキャリアを研究していきたいです。